個展【消化 / DIGESTION】

「消化/DIGESTION」開催概要
会期:2026年5月21日(木)~24日(日)
会場時間:
木・金(5/21・22)13:00~21:00(最終入場20:30)
土(5/23)11:00~19:30(最終入場19:00)
日(5/24)11:00~17:30(最終入場17:00)
会場:ZAspace 代官山(〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西 1-34-17 zaHOUSE 5F)
入場料:無料





消化 / Digestion
私たちはかつてないほど多くの情報を「摂取」しながら、身体の実感からは遠ざかっている。
スクリーン越しに処理される膨大なデータ。効率化される食事。最適化されるライフスタイル。
ウェルビーイングが世界的な関心事となった今、問われているのは外側からの処方ではなく、
自分自身の身体と感情の循環にもう一度意識を向けることではないか。
「消化」は、その問いに対する私なりの探求である。
タイトルには二つの意味を重ねている。食べたものが体の中で分解され、自分の一部になること。そし
て、思考や感情を外に出して納得していくこと。食と体、内と外。その間に生まれる循環を、テーブルの
上で形にした。
表現したテーブルは5つ。食べることは、血肉となって循環し、体を形づくっていく。
その当たり前と思える現象を、肌/脂肪/背骨/脳/血液として構成した。
これは個人の身体的感覚の記録であると同時に、触覚や視覚、味覚といったプリミティブな知覚を通じて、
デジタル以降の時代における「自分の輪郭」を取り戻す試みでもある。
本展の素材は、食と非食の境界をどちらも行き来する。とかげの形のグミ、小さな標本のようなゼリー、
繊細な造形の飴やメレンゲ。塗装を施し、スタッズを打ち込み、ラミネートや圧縮袋で変換したプロップた
ち。食材を別のものへ、身のまわりの素材を別の用途へ。そんな変換の連なりが、人の内側に潜む感覚
をそっと外へ引き出す小さな装置として機能している。
常に置いているのは、人の心が動くことを「希望」と捉えること。「心の傾注」を表現の根幹に据えている。
何かを見た瞬間に生まれる「美味しそう」「好きだな」「怖いな」というような小さな心の動き。
それは個人的な感情であると同時に、人が世界と関係を結び直す最初の一歩でもある。
食とは、自由でユニークで、世界を広げてくれるものではないか――その思いの延長線上に、今回の「消化」がある。
「食は楽しい」というシンプルな実感を、少しおもしろく、少し不思議に、でも確かに存在するものとして提示する。
今回の「消化」は、その試みであり、その静かな行為そのものである。




クラウドファンディング
初個展【消化/DIGESTION】開催記念!
世界観を詰め込んだアートブック制作!
2026年4月15日(水)〜5月13日(水)にアートブック制作費として100万円の支援を目標に、クラウドファンディングを実施いたします。支援者のみなさまには、「ナンバリング付きアートブック」をメインリターンとし、宮嵜によるフード&プロップスタイリングの相談権等も用意いたします。
個展の歩みや想いなどもこちらに綴っております。
応援どうぞ宜しくお願い致します。